■可積分系とテータ関数(その22)
【1】格子のテータ関数
格子に含まれるベクトルで与えられたノルム(長さの2乗)のものがいくつあるかによって,テータ関数が決まります.たとえば,六角格子ではノルム0のベクトルは1個,ノルム1のベクトル6個,ノルム3のベクトル6個,ノルム4のベクトル6個,ノルム7のベクトル12個,・・・と数えていけば,この格子のテータ関数Θ(z)は
Θ(z) =1+6q+6q^3+6q^4+12q^7+・・・
=Σaq^k q=exp(2πiz)
と定義されます.
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