■可積分系とテータ関数(その2)
多項式関数を含む有理関数は
f(z)=C(z−a1)・・・(z−an)/(z−b1)・・・(z−bm)
のように因数分解されるが,楕円関数は(z−c)の代わりに,テータ関数を使って,たとえば,
f(z)=Cθ(z−a1)・・・θ(z−an)/θ(z−b1)・・・θ(z−bn)
のように因数分解される.
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[定理]ak,bkをΣak=Σbkを満たす複素数の組とする.このとき
f(z)=Cθ(z−a1)・・・θ(z−an)/θ(z−b1)・・・θ(z−bn)
は二重周期1とτをもつ楕円関数である.
テータ関数に関する等式は擬周期性,零点の位置,極の位置を比べることによって証明される.
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