■相反方程式と共役な実数解(その4)
【1】2次方程式の共役な複素数解
たとえば,
x^2−4x+5=0
の解はx=2+iであるが,そのとき,共役複素数x=2−iも必ず解になる.
しかし,係数を少し変えて
x^2−4x+3=0
の2実数解1,3はそうならないのでどうも落ち着かないモヤモヤとした気分になる.
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[1]円分方程式Φ(x)=0において、y=x+1/x=2cosθとおくと、円分方程式は複素数解を持つ形から、実数解-2<y<をもつ形の相反方程式Ψ(y)に変換される。
[2]ΠΨ(y)は実数解-1<z<1をもつ形T(z), U(z)に変換される。これがチェビシェフ多項式である。
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