■n=□+□+□+□(その35)
[1]ラグランジュの定理(4平方和定理)
任意の整数は4つの平方数の和で表される.
n=□+□+□+□
[2]n=□1+□2+□3+・・・+□k
正負もしくは0のすべての整数を許すときの解の数をRk(n),正の奇数だけを許すときの解の数をSk(n)と書くことにする.Rk(n)は半径√n,中心が原点のk次元球面上にある格子点の数である.
ここでは[2]について調べてみるが,たとえば,25=x^2+y^2には12組の解がある.
(±5,0),(0,±5),(±4,±3),(±3,±4)
R2(25)=12
pが奇素数のとき,
[1]p=1 (mod4)→R2(p)=8,R2(p^2)=12
[2]p=3 (mod4)→R2(p)=0,R2(p^2)=0
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正の奇数だけに限ると
1=x^2+y^2+z^2+w^2には1組の解(1,1,1,1)→S4(1)=1
11=x^2+y^2+z^2+w^2には3組の解→S4(11)=3
12=x^2+y^2+z^2+w^2には4組の解(3,1,1,1),(1,3,1,1),(1,1,3,1),(1,1,1,3)→S4(12)=4
100=x^2+y^2+z^2+w^2には31組の解がある.
(9,3,3,1)→12通り
(7,7,1,1)→6通り
(7,5,5,1)→12通り
(5,5,5,5)→1通り→S4(100)=31
一般に,4u=x^2+y^2+z^2+w^2において,uが奇数であれば
S4(4u)=σ(u),すなわち,uの約数の和
S4(4(2n−1))=σ(2n−1)
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