■超越数の無理数近似(その10)

これで、円とπ、対数らせんとe、正五角形とφとの関係がでそろった。

さらに0,1,√2も加えると、数学上最もよく使われている6つの数となる。いずれも4より小さい

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√2はx^2-x-1=0,φはx^2-2=0の解であるから代数的数である。

πは円の円周であるが、φ=(1+√5)/2と√2はそれぞれ正五角形、正方形の直径と呼んでもよい。

有理数同士の演算結果は有理数であるが、無理数の演算結果は無理数でも有理数でもありうる

√2・√2=2

√2・√3=√6

(1+√2)+(1-√2)=2

Fn=1/√5・{φ^n-(-1/φ)^n}

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代数的数に対して、eやπは超越数であり、有理数を係数とする1変数多項式の根にはならない。

eやπは数学上もっとも有名な数式とされるオイラーの等式exp(πi)+1=0のなかに、0,1,iとともに登場する。

e+πは代数的数なのか超越数なのかいまだにわかっていない

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