■最も有名な超越数(その11)
【1】ゴールドバッハの公式
{an}={1,4,8,9,16,25,27,32,36,・・・}
Σ1/(an−1)=1 (n≧2)
Σ1/(an+1)=π^2/3−5/2 (n≧2)
これは完全数の約数の逆数和が2に等しいということとよく似ている.
Σ1/an=2
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【2】ゴールドバッハ予想(1742年)
「2より大きいすべての偶数は2つの素数の和として表すことができる.」
この予想は未解決であるが,すべての偶数は高々6個の素数の和として表すことができることが示されている.
2013年には,奇数ゴールドバッハ予想
「5以上のすべての奇数は3つの素数の和として表すことができる.」
が証明された.
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【3】おまけ
38は,奇数の合成数の和として表すことのできない最大の整数である.
10k+0=15+5(2k−3)
10k+2=27+5(2k−5)
10k+4=9+5(2k−1)
10k+6=21+5(2k−3)
10k+8=33+5(2k−5)
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