■最も有名な超越数(その10)

いったん超越数の問題から離れて完全ベキ乗数の問題に入りたい。

 x^yの形で表される数を完全ベキ乗数と呼ぶことにする.

  {an}={1,4,8,9,16,25,27,32,36,・・・}

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【1】ゴールドバッハの公式

  Σ1/(an−1)=1  (n≧2)

 なお,近年には

  Σ1/(an+1)=π^2/3−5/2  (n≧2)

が成り立つことも証明されたという.

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【2】フェルマー・カタラン予想

 完全ベキ乗数x^pとy^qの差が1になるのは

  3^2−2^3=1

しかないというカタラン予想は証明されたが,

  x^p+y^q=z^r

  1/p+1/q+1/r<1

の整数解は有限個しかないというフェルマー・カタラン予想は未解決である.

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