■高次合成数(その7)

71に対しては72=2^3・3^2

97に対しては98=2・7^2

272に対しては273=3・7・13

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約数の数を更新する合成数は、小さいほうから

2(2),4(3),6(4),12(6),24(8),36(9),48(10),60(12),120(16),180(18),240(20),360(24)

720(30),840(32),1260(36),1680(40),2520(48),5040(60),・・・

自分自身を除く約数の積が6乗数になるXX(14)はみつからないのである。

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120は2^4個の約数を持つ最小の数。一般に2^n個の約数を持つ最小の数は

次の数列の最初のn個を書ければ求まる

2,3,4,5,7,9,11,13,16,17,19,23,25,29、・・・

120=2・3・4・5

24=2・3・4

6=2・3

2=2

そして

840=2・3・4・5・7

7560=2・3・4・5・7・9

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数列

2,3,4,5,7,9,11,13,16,17,19,23,25,29、・・・

はすべての素数とすでにあらわれた素数の平方数とからできている。

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素数あるいは素数のベキ乗は有限体の元の個数である。

2,3,4,5,7,8,9,11,13,16,17,19,23,25,・・・

代数学の教えるところによれば,n元の体(加減乗除の演算が定義された集合)が存在するための必要十分条件は,nが素数(のベキ乗)になっていることで,位数2,3,4=2^2,5の体は存在するが,位数6=2×3の体は存在しない.そして,位数7,8=2^3,9=3^2の体は存在して,位数10=2×5のものは存在しない.

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【1】ゴールドバッハの公式

x^yの形で表される数を完全ベキ乗数と呼ぶことにする.

  {an}={1,4,8,9,16,25,27,32,36,・・・}

  Σ1/(an−1)=1  (n≧2)

すなわち、1/3+1/7+1/8+1/15+1/26+1/31+1/35+・・・=1

  Σ1/(an+1)=π^2/3−5/2  (n≧2)

が成り立つ.

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