■メビウスのふるい(その4)
エラトステネスのふるいでは,まず2の倍数をすべてはじく(これで偶数はすべて消える).次に3の倍数をすべてはじく.(4の倍数はすでに消えているから)5の倍数,7の倍数,・・・をはじく.100以下の数に対してこのアルゴリズムを適用すると,素数が25個でたところでこの作業は終わる.
ここでは,紀元前2世紀(2200年前)のエラトステネスのふるいの幾何学版を紹介したい.
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[1]y=x^2上の整数点x=±2,±3,±4,・・・を求める.
[2]y=x^2上のすべての整数点を線で結ぶ.たとえば,x=+iとx=−jを結んだ線とy軸の交点は(0,ij)となる.
[3]y軸上の整数点で,線が1本も通っていない点が素数となる.
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