■素数定理定数(その1)

インド生まれの数学者ラマヌジャンは,多くの公式や定理を発見し,神秘的な東洋の天才数学者とよばれていて,1日1つの割合で新しい公式または定理を発見したといわれています. すべての素数をわたる無限積

  Π(p^2+1)/(p^2−1)=5/3・10/8・26/24・50/48・・・=5/2

が成り立つというのもラマヌジャンの式です.今回のコラムではランダウ・ラマヌジャン定数を紹介します。

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すべての整数は4つ以下の平方数の和として表現することができます(ラグランジュの定理,1770年).素数とは関係はないのですが,2つの平方数の和として表現できるx以下の整数の個数をn(x)とすると,ランダウとラマヌジャンはそれぞれ独自に

  n(x)〜Cx/(logx)^1/2   (x→∞)

  C={1/2Π(1/1−p^-2)}^1/2=0.764223653・・・

  pは4n+3型素数をわたる

が成り立つことを証明しました.

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