■ボロミアン・リングと三位一体(その2)
3つのリングが絡みあったものは、ボロミアン・リングと呼ばれている。
===================================
キリスト教の三位一体(trinity)のシンボルとして使われているが、その名前はイタリアの貴族・ボロニア家の紋章に使われていたことに由来する。
===================================
円環には厚みがあり、円環1は円環2の上に、円環2は円環3の上に、円環3は円環1の上にあるように描かれていて、
それぞれの円環は別の円環の上に載っていると同時に、もう一つの円環の下になっている。
これは不可能物体であって、3つの輪が6か所で交差しながら絡まって外れないようにみえる「だまし絵」である。したがって、実際に作ることはできない。
このような絡み目はブルニアン・リングと呼ばれ、ボロミアン・リングはブルニアン・リングの最も簡単な例である。
===================================