■平方数あるいは2つの平方数の和
すべての整数は4つ以下の平方数の和として表現することができます(ラグランジュの定理,1770年).素数とは関係はないのですが,2つの平方数の和として表現できるx以下の整数の個数をn(x)とすると,ランダウとラマヌジャンはそれぞれ独自に
n(x)〜Cx/(logx)^1/2 (x→∞)
C={1/2Π(1/1−p^-2)}^1/2=0.764223653・・・
pは4n+3型素数をわたる
が成り立つことを証明しました.
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[1]2つの平方数の和となる数は,4k−1型素因数をすべて偶数乗としてもっている数だけである.
[2]4k+1型素数はすべて2つの平方数の和となる.
[3]4k+1型の数が素数の場合,2つの平方数に分ける方法は1通りしかない.
xより小さい整数のうち、平方数であるか、2つの平方数の和で表されるものの個数をN(x)とすると,
N(x)〜kx/(logx)^1/2
k=(1/2Π(1-1/r^2)^-1)^1/2=0.764・・・ランダウ・ラマヌジャン定数
rは4n+3型素数
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一方、n^2+1型素数は
πq(x)〜C∫(2,x)dt/(logt・√t)〜C√x/(logx)
と予想できます.ハーディとリトルウッドはCの値も決定しています.
C=Π(1−χ(p)/(p−1))
n^2+1=0 (modp)→ χ(p)=1
n^2+1≠0 (modp)→ χ(p)=−1
C=Π(1−(−1)^(p-1)/2/(p−1))=1.3727・・・
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