■モーリーの奇跡にはおよばないが・・・(その7)
細矢治夫先生によると
三角形の各頂点からその対辺を1:3:1に内分した点を全部、合計6本の線分で結ぶ。
そのときにできる交点は6C2=15あるが、3頂点を除いた12点で星形6角形ができる。
元の三角形は小三角形、小四角形、小五角形、小六角形に分割される。中央にある小六角形の3頂点を線で結ぶと正立の三角形と、倒立の三角形を2個描くことができる。
これらはもとの三角形と相似で、正立の三角形は元の三角形の1/2縮尺、倒立の三角形は1/3縮尺になっているそうだ。
===================================
[Q]各頂点からその対辺を1:3:1に内分した点を全部、合計6本の線で結ぶ。元の三角形は小三角形、小四角形、小五角形、小六角形に分割される。中央にある小六角形の面積は,もとの三角形の面積の何分の1だろうか?
小生の計算によると小六角形は元の三角形の面積の1/7となったが、その信頼率はいかに?
===================================
三角形の分割を1:n:1とした場合の重心座標による計算を、一松信先生にご教示していただいた。
結論を先にいうと、1:3:1のときは、1/7でなくて、1/3になります。
重心座標による直線の方程式
AD:y=(n+1)z,AE:z=(n+1)y
BF:z=(n+1)x,BG:x=(n+1)z
CH:x=(n+1)y,CJ:y=(n+1)x
===================================
直線の方程式はux+vy+wz=0と表すことができる
AD;
A(1,0,0),D(0,1,n+1) を通る
u=0
v+w(n+1)=0
w=1とおくとv=-(n+1)→y=(n+1)z
AE
A(1,0,0),E(0,n+1,1) を通る
u=0
v(n+1)+w=0
v=1とおくとW=-(n+1)→z=(n+1)y
===================================