■ロータリーエンジンの勘違い(その2)
固定された大円(半径R)の内部に半径r(<R)の小円が入っているとする.小さい円(動円)が大きい円(定円)に内接し滑ることなく大きい円に沿って回転すると,動円上の定点はハイポサイクロイドを描く。
ここで、主従を逆転させてみよう。
大円(半径R)の内部に半径r(<R)の小円が入っているとする.大きい円(動円)が固定された小さい円(定円)に接しながら滑ることなく小さい円に沿って回転すると,動円上の定点はペリトロコイドを描く。
大円上のの2定点(直径の両端)あるいは正三角形をなす3定点の軌跡を同一にすることができる。
たとえば、ロータリーエンジンでは軸が3回転するする間に、ローターが1周する機構を備えている。軸とローターの回転比が3倍になるようにr:R=2:3とするのである。
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フラフープ曲線といったほうがイメージしやすいかもしれない。
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