■ゴールドバッハ予想の解決? (その4)

 18世紀にゴールドバッハという数学者が,4以上の偶数はすべて素数と素数を足し合わせた数と予想しました.以来,正しいと証明できた人も間違っていると証明できた人もなく,ゴールドバッハ予想と呼ばれています.

 コンピュータを使って,4・10^18までは正しいことが確認されています.自分でやってみると

4=2+2      22=3+19

6=3+3      24=5+19

8=3+5      ・・・・・・・・

10=3+7     30=7+23

12=5+7     ・・・・・・・・

14=3+11    76=3+73 

16=3+13    ・・・・・・・・

18=5+13    100=3+97

20=3+17

 2つの素数を足して偶数を作る方法は複数ありますが,一番小さい素数と一番大きい素数の組み合わせを載せていますが,何の規則性もありそうにはみえません.

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 せっかくですから,もう少し続けてみたいと思います.何かパターンに気づきませんか?

22=3+19 42=5+37

24=5+19 44=3+41

26=3+23 46=3+43

28=5+23 48=5+43

30=7+23 50=3+47

32=3+29 52=5+47

34=3+31 54=7+47

36=5+31 56=3+53

38=7+31 58=5+53

40=3+37 60=7+53

62=3+59 82=3+79

64=3+61 84=5+79

66=5+61 86=3+83

68=7+61 88=5+83

70=3+67 90=7+83

72=5+67 92=3+89

74=3+71 94=5+89

76=3+73 96=7+89

78=5+73 98=19+79

80=7+73 100=3+97

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20や38のように、奇数の合成数2つの和としてあらわせない数を考えると、38がこの性質をもつ最大の整数になっている。

10k+0=15+5(2k-3)

10k+2=27+5(2k-5)

10k+4=9+5(2k-1)

10k+6=21+5(2k-3)

10k+8=33+5(2k-5)

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