■メルセンヌ数の素因数分解(その1)
【1】メルセンヌ数の素数性判定
素数pに対して
Mp=2^p−1
をメルセンヌ数をいいます.
M13=8191 (素数)
M17=131071 (素数)
M19=524287 (素数)
は素数であるが,
√8191=90.5・・・
√131071=362.0・・・
√524287=724.0・・・
までのすべての素数が素因数であることを確認するのは電卓を用いても一苦労である.
そこで,命題:pを奇素数,qを素数とする
2^q=1 (modp)
ならば,p=1 (modq)であるを用いることにする.
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[1]M13=8191 (素数)
p≦90までの素数がM13の素因数でないことを示す.命題よりp=1 )mod13)は奇数であることを考慮すると,p=26n+1型と書けるので, p=27,53,79
が候補となる.27は素数でなく,53,79は8191の約数でない.
[2]M17=131071 (素数)
p≦362までの素数がM17の素因数でないことを示す.命題よりp=1 )mod17)は奇数であることを考慮すると,p=34n+1型と書けるので, p=35,69,103,137,171,205,239,273,307,341
が候補となる.35,69,171,205,273,341は素数でなく,103,137,239,307は131071の約数でない.
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