■因数分解の達人(その4)

x^n−1を因数分解するとその係数は±1、0に限られるように見える。

しかしその法則性はn=105で突如崩壊する。

nが異なる奇素数p、qを用いてn=2^a・p^b・q^cと素因数分解するされるときその係数は±1、0に限られることが知られている

そして105は相異なる3つの奇素数の積で表される最小の整数なのである。

n=105では-2が登場するのであるが、驚くべきことに「すべての整数mに対してx^n−1を因数分解した際の係数にmが登場するようなnが存在する(鈴木の定理)

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x^105−1を因数分解すると2か所に-2が現れる。

その理由は105が3つの異なる奇素数の積である最小の整数であるからである。

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