■ロスの定理とabc予想(その7)

同じくらいの大きさの自然数を比べてみる。

1024=2^10

1025=5^2・41

1026=2・3^2・19

素因数と指数の大小関係・・・最大の指数10は最小の素因数2の肩にある。次に大きな素数3は2の次に大きな素因数3の肩に、指数2は素因数5の肩にある。

そして大きな素因数19や41の指数は1である、

つまり、大小関係が逆になっている。

いつでも必ず成り立つわけではないだろうが、大まか傾向として素因数と指数の大小関係は逆になっている。と

 a=1024,b=1025,c=2049=3・683

 d=rad(abc)=2・3・5・41・683>c

 a=1024,b=1026,c=2050=2・5^2・41

 d=rad(abc)=2・3・5・19・41・683>c

 a=1025,b=1026,c=2051=7・293

 d=rad(abc)=2・3・7・19・41・293>c

指数が大きいという特徴が足し算をすることによって消えてしまう

 dの素因数分解に中に大きな素数が現れる場合は,例外的(a,b,c)は発生しにくくなる.

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 a=1024=2^10,b=729=3^6,c=1753(素数)

 d=rad(abc)=2・3・1753>c

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