■ありやなしや(その58)

フェルマーやオイラーはx^2+my^2型の場合を研究したが、、その後、ルジャンドルやガウスは

ax^2+bxy+cy^2型の場合を研究した。

一般に、

ax^2+bxy+cy^2=n

がZ^2に解をもつか否かを判定するアルゴリズムが存在する。素数の場合の限ってみると・・・

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2平方和定理「2より大きい素数が2つの整数a,bを用いて,p=a^2+b^2と表されるためには,pが4n+1型素数であることが必要十分である」は,ガウス整数の世界では

  p=(a+bi)(a−bi)

と素因数分解される条件を与えている定理であるとみることができる.

  3n+1型素数は,x^2+3y^2の形に表すことができる.

  4n+1型素数は,x^2+y^2の形に表すことができる.

  4n+3型素数は,x^2+y^2の形に表すことができない.

  5n+1型素数は,x^2−5y^2の形に表すことができる.

  5n+2型素数は,x^2−5y^2の形に表すことができない.

  5n+3型素数は,x^2−5y^2の形に表すことができない.

  5n+4型素数は,x^2−5y^2の形に表すことができる.

  8n+1型素数は,x^2−2y^2の形に表すことができる.

  8n+3型素数は,x^2−2y^2の形に表すことができない.

  8n+5型素数は,x^2−2y^2の形に表すことができない.

  8n+7型素数は,x^2−2y^2の形に表すことができる.

  8n+1型素数は,x^2+2y^2の形に表すことができる.

  8n+3型素数は,x^2+2y^2の形に表すことができる.

  8n+5型素数は,x^2+2y^2の形に表すことができない.

  8n+7型素数は,x^2+2y^2の形に表すことができない.

  12n+1型素数は,x^2−3y^2の形に表すことができる.

  12n+5型素数は,x^2−3y^2の形に表すことができない.

  12n+7型素数は,x^2−3y^2の形に表すことができない.

  12n+11型素数は,x^2−3y^2の形に表すことができる.

  20n+1型素数は,x^2+5y^2の形に表すことができる.

  20n+9型素数は,x^2+5y^2の形に表すことができる.

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