■1の分割(その5)

【1】ゴールドバッハの公式

  {an}={1,4,8,9,16,25,27,32,36,・・・}

  Σ1/(an−1)=1  (n≧2)

  Σ1/(an+1)=π^2/3−5/2  (n≧2)

 これは完全数の約数の逆数和が2に等しいということとよく似ている.

  Σ1/an=2

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完全数2^p-1(2^p−1)の約数の逆数和は2に等しい.

  Σ1/an=2

 2^p−1は素数であるから,完全数の約数は

  2^q        (q:0〜p−1)

  2^q(2^p−1)  (q:0〜p−1)

 したがって,完全数の約数の逆数和は

  Σ1/2^q+Σ1/2^q(2^p−1)=2(1−1/2^p)+2(1−1/2^p)/(2^p−1)=2−1/2^p-1+1/2^p-1=2

 なお,完全数の約数の総和は

  (2^0+2^1+・・・+2^p-1)(1+2^p−1)

で与えられる.

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