■ABCからDEへ(その368)

 大域幾何は求められるが,局所幾何が求められるかどうかは不確定である.以下の例もそれ同様,大域幾何であるから求められたものだと思う.

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 hγ5(121)の節点がすべて2重点の場合,頂点数は

  1920

となるが,これは位数|121|と一致している.

 逆にいうと,このことはα4の全切頂切稜の頂点数xは

  |121|=x・(121の頂点数)=16x

で与えられるということである.

  x=120

 α4(1,1,1,1)の頂点数は120  (一致)

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 E6(221)の節点がすべて2重点の場合,頂点数は

  51840

となるが,これは位数|E6|と一致している.辺数は求められるだろうか?

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[1]0次元面→コクセター図形にhγ5(1,1,1,1,1)ができる.

この頂点数は1920である.

1920・27=51840(hγ5(1,1,1,1,1)の頂点数)

[2]1次元面→コクセター図形にα4(1,1,1,1)=(120,240,150,30)ができる.

辺数=x・27+y・216

y(α4(1,1,1,1)の頂点数)  :既知であるが

x(hγ5(1,1,1,1,1)の辺数):未知→あとで計算している

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