■ABCからDEへ(その206)
hγ5ではhγ4ファセットが,各頂点まわりの5個ずつ集まることが示された.
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【1】Dnの大域幾何学
n半立方体Hnのファセットは
2^n-1個のn−1正単体と2n個のn−1半立方体
からなる.fn-1=2^n-1+2n,また,f0=2^n-1
2次元:(2,1)
3次元:(4,6,4) (正四面体)
4次元:(8,24,32,16) (正16胞体)
5次元:(16,80,160,120,26)
6次元:(32,240,640,640,252,44)
7次元:(64,672,2240,2800,1624,532,78)
である.
Hnでは,
0次元面数:合計・1/2n
1次元面数:合計・1/n
2次元面数:合計・1/(n−2)
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n−3次元面数:合計・1/3
n−2次元面数:合計・1/2
n−1次元面数:合計・1
したがって,漸化式
合計=2^n-1・(n,k+1)+2n・f(n−1,k)
f(n,0)=合計/2n
f(n,1)=合計/n
f(n,k)=合計/(n−k),k=2〜n−1
の形で与えられる.
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【2】Dnの局所幾何学
[1]n−1次元正単体2^n-1個とn−1次元半立方体2n個からなる.
[2]2^n-1+2n胞体.
[3]ファセットが,各頂点まわりのn=(n,1)個ずつ集まる.
[4]n−2次元正単体が,各頂点まわりの2(n,2)個
n−2次元半立方体が,各頂点まわりの(n,2)個集まる.
[5]n−3次元正単体が,各頂点まわりの3(n,3)個
n−3次元半立方体が,各頂点まわりの(n,3)個集まる.
[6]n−k次元正単体が,各頂点まわりのk(n,k)個
n−k次元半立方体が,各頂点まわりの(n,k)個集まる.
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