■約数の積(その8)

12は自分自身を除く約数の積が平方数になる(それ自身の平方である)最小の数である。

2・3・4・6=144=12^2

6個の約数の数を持つ数をp^aq^br^c・・・とすると

1+p+・・・+p5=p^6/(p-1)

p=2とおくとp^5=2^5=32

(1+p)(1+q+・・・+q^2)=(p^2-1)/(p-1)・(q^3-1)/(q-1)

最小の数はq=2,p=3とおくとp・q^2=3・(2^2)=14

===================================

24は自分自身を除く約数の積が3乗数になる(それ自身の3乗である)最小の数である。

2・3・4・6・8・12=13824=24^3

その次は40

2・4・5・8・10・20=40^3

8個の約数の数を持つ数をp^aq^br^c・・・とすると

1+p+・・・+p7=p^8/(p-1)

p=2とおくとp^7=2^7=128

(1+p)(1+q+・・・+q^3)=(p^2-1)/(p-1)・(q^4-1)/(q-1)

最小の数はq=2,p=3とおくとp・q^3=3・(2^3)=24

その次はq=2,p=5とおくと5・q^3=5・(2^3)=40

===================================

48は自分自身を除く約数の積が4乗数になる(それ自身の4乗である)最小の数である。

2・3・4・6・8・12・16・24=5308416=48^4

その次は80

2・4・5・8・10・16・20・40=80^4

10個の約数の数を持つ数をp^aq^br^c・・・とすると

1+p+・・・+p9=p^10/(p-1)

p=2とおくとp^9=2^9=512

(1+p)(1+q+・・・+q^4)=(p^2-1)/(p-1)・(q^6-1)/(q-1)

最小の数はq=2,p=3とおくとp・q^4=3・(2^4)=48

その次はq=2,p=5とおくと5・q^4=5・(2^4)=80

===================================

120の約数は1,2,3,4,5,6,8,10,12,15,20,24,30,40,60,120の16個の約数を持つ。

その約数の和はσ(120)=360で、3倍完全数となっている。

自分自身を除く約数の積は,

2・60=120

3・40=120

4・30=120

5・24=120

6・20=120

8・15=120

10・12=120

自分自身を除く約数の積が7乗数になる

60の約数は1,2,3,4,5,6,10,12,15,20,30,60の約数を持つ。

2・30=60

3・20=60

4・15=60

5・12=60

6・10=60

自分自身を除く約数の積が5乗数になる

===================================

96の約数は1,2,3,4,6,8,12,16、24、32,48の約数を持つ。

2・48=96

3・32=96

4・24=96

6・16=96

8・12=96

自分自身を除く約数の積が5乗数になる

===================================

約数の数を更新する合成数は、小さいほうから

2(2),4(3),6(4),12(6),24(8),36(9),48(10),60(12),120(16),180(18),240(20),360(24)

720(30),840(32),1260(36),1680(40),2520(48),5040(60),・・・

自分自身を除く約数の積が6乗数になるXX(14)はみつからないのである。

===================================

12個の約数の数を持つ数をp^aq^br^c・・・とすると

1+p+・・・+p11=p^12/(p-1)

p=2とおくと2^11=2048

(1+p)(1+q+・・・+q^5)=(p^2-1)/(p-1)・(q^6-1)/(q-1)

最小の数はq=2,p=3とおくとpq^5=3・(2^5)=96

(1+p+p^2)(1+q+・・・+q^3)=(p^3-1)/(p-1)・(q^4-1)/(q-1)

最小の数はq=2,p=3とおくとp^2q^3=9・(2^3)=72

(1+p)(1+q)(1+r+r^2)=(p^2-1)/(p-1)・(q^2-1)/(q-1)・(r^3-1)/(r-1)

最小の数はr=2,q=3,p=5とおくとpqr^2=5・3・2^2=60

===================================