■約数の和(その43)
6=1+2+3
28=1+2+4+7+14
2^nの約数の和は
1+2+4+・・・+2^n-1=2^n−1
となって,自分自身よりちょうど1だけ小さい.その意味で,2^nは概完全数である.
したがって,pおよび2^p−1が素数(メルセンス素数)のとき,
2^p-1(2^p−1)
が完全数となることを見つけることは可能であると思われる.
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220=1+2+4+71+142
284=1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110
220(=2^2・5・11)と284(=2^2・71)は親和数の最小のペアであるが,イブン・クッラもフェルマーも同じ構成法を考えついた.
すなわち,
p=3・2^n-1−1
q=2p+1
r=pq+p+q
がすべて素数ならば,M=2^npq,N=2^nrのペアは親和数になるという方法である.
しかし,この発想がどこから浮かんだものなのかよくわからない.
メルセンヌ素数とソフィー・ジェルマン素数との繋がり?
三角数と四面体数との繋がり?
よりも
pq=p(2p+1)=2p^2+p
pq+p+q=p(2p+1)+p+2p+1=2p^2+4p+1
の違いから来たものではないかと思われるが,疑問は残る.
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