■大円弧多面体(その194)

昨年の8月末にいただいたメールによると・・・

想定外の大円弧多面体候補ができました。

円弧の設計角度は9度×3=27度

本数120本

面は大五角形12個、大六角形30個、小三角形80個、合計122面です。

凸多面体の切頂20面体(サッカーボール)は3つの五角形の間に正六角形が1つありますが、このダヴィンチ多面体は3つの五角形の間に正六角形が3つあります。2回、3回、5回の回転対称軸をもっています。

見た目では、一つの大円に2本の大円弧が載っているように見えます。 (中川宏)

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これは大円弧多面体ではなく、菱形を六角形と三角形に分割したものである。

したがって、元の形は五角形12個、三角形20個、菱形30個

すなわち20・12面体のねじれである。

したがって、小三角形が等辺でないことが明らかなニアミスの大円弧多面体候補だったことになる (佐藤郁郎)

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この多面体は、これまで確認した大円弧多面体とちがって、対比すべき凸多面体が見当たらないということではないでしょうか。

五角形3つのあいだに六角形7個、12個、18個・・・も大円弧多面体候補かもしれません。(中川宏)

五角形12,六角形80,三角形180,の272面体

五角形12,六角形150,三角形320,の482面体

五角形12,六角形240,三角形500,の752面体

ゴールドバークの多面体のように、無限にできそうですね。ゴールドバーク多面体型でいいのではないかと思います。

ダヴィンチ122面体では、ゴールドバーク多面体の各面を一様に回転させたとみなせそうですから、ごく当たり前の結果なのかもしれません。

よく考えると切頂20面体型がまだできていません。ゴールドバークの1番に当たります。大五角形12,大六角形20,小三角形60、計92面です。

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五角形12,六角形80,三角形180,の272面体→五角形12個、三角形20個、菱形80個?

五角形12,六角形150,三角形320,の482面体→五角形12個、三角形20個、菱形150個?

五角形12,六角形240,三角形500,の752面体→五角形12個、三角形20個、菱形240個?

五角形12,六角形20,三角形60、計92面→五角形12個、三角形20個、菱形20個?

1辺の長さの比が必要です。三角形1,五角形2,六角形2? (佐藤郁郎)

大五角形12,大六角形20,小三角形60、計92面

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球面を六角形ばかりで隙間なく覆うことはできません。サッカーボールは12枚の五角形と20枚の六角形でできているが

12枚の五角形といろいろな枚数の六角形でできる多面体をゴールドバークの多面体といいます。

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