■大円弧多面体(その179)

昨年、立方八面体をねじった大円弧多面体と、菱形12面体を捩じった大円弧多面体の設計をしたことがある。

前者 (ねじれ立方八面体)は大正方形6,大正三角形8,小菱形12

後者(ねじれ菱形十二面体)は大菱形12,小正方形6,小正三角形8

よりなる。

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正三角形と正方形の1辺の球面距離をa

菱形の1辺の球面距離をb

 

正三角形の内角をα、正方形の内角をβとすると

菱形の内角はπ-αが2、π-βが2個であるから

正三角形8個分の面積は(3α-π)・8

正方形6個分の面積は(4β-2π)・6

菱形12個分の面積は(π-α+π-β)・24

となって、合計は常に4πとなるとのことで、計算を打ち切ってしまった。

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正三角形と正方形の1辺の球面距離を何度にとっても、菱形が変形してかみ合ってしまうと考えたからであるが

これは簡単な条件を見逃してしまったための、間違いであることが判明した。

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