■結び目の体積(その33)
シュレーフリの公式は,四面体の各面の面積をA,二面角のコサインをcとすると,
A1=c12A2+c13A3+c14A4
A2=c21A1+c23A3+c24A4
A3=c31A1+c32A2+c34A4
A4=c41A1+c42A2+c43A3
なのであるが,これがシュレーフリの公式の各行となる.
| 1,-c12,-c13,-c14|
| -c21,1,-c23,-c24|=0・・・ユークリッド単体
| -c31,-c32,1,-c34|
| -c41,-c42,-c43,1|
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通常、直交する3辺の長さをa,b,c
その対辺の二面角をαβγとするのであるが、
[参]村上順「結び目理論」森北出版
では、そうなっていない。
二面角をなす辺の長さをa,b,cとしている。
上述の行列式はグラミアンであることに注意。
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