■黄金直方体と白銀直方体(その2)
ケプラー三角形は辺の長さの比が等比級数をなす直角三角形ですが、辺の長さの比が等比級数をなす直方体を考えてみましょう。
辺の長さを1/x:1:xとします。直方体の体積は1となります。このとき、対角線の長さを2とすると
x^2+1+1/x^2=4
x^2+1/x^2=3
(x-1/x)^2=1
x-1/x=1
x^2-x-1=0→x=φ,y=1,z=1/φ(すなわち黄金直方体)
黄金直方体1:τ:τ^2から立方体を切り取っても黄金直方体1:τ:τ^2を作ることができる
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3辺の長さの比が1:2^(1/3):2^(2/3)の白銀直方体を最も長い辺の垂直2等分面で分割すると、
やはり3辺の長さの比が1:2^(1/3):2^(2/3)の白銀直方体が2個得られます。
石井源久先生はそれをさらに分割した部品を蝶番でつないで、大きな立方体に組み替える模型を製作しています。
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