■フリーズの幾何学(その68)
ガウスの奇跡の五芒星は、星形五角形を2枚貝のように上下から貼り合わせたものになっている。
星形五角形による球面のcongruent bisectionと意味付けることができる。ところで・・・
===================================
ガウスの奇跡の五芒星は、(1,1,1・・・)間の行数が2のフリーズになっている。
行数2のフリーズの併進鏡映性は
1 1 1 1 1 1 1
a b c d e a
d e a b c
1 1 1 1
0 0 0
のように書くことができる。 種数列は(a,b,c,d,e)
一方、行数3のフリーズの併進鏡映は
1 1 1 1 1 1 1
a b c d e f
x y z x y z
e f a b
1 1 1
0 0 0
===================================
正5胞体・正120胞体・正120胞体の基本単体分割では下の(1,1,1・・・)が現れませんでしたが(分数や無理数が出現)、1111...が現れるように書き直すことができなかった。
これらの正多胞体では2行目が
x y z w
となって、ほかの要素が計算不能になるのである。
===================================
一方、正4面体・正12面体・正20面体の基本単体分割でも下の(1,1,1・・・)が現れませんでしたが(分数や無理数が出現)、1111...が現れるように書き直すことがで来た理由は
2行目の
d e a
が既知で要素の要素に影響を与えないからである。
===================================