■フリーズの幾何学(その63)
青山学院大学 理工学部 数理サイエンス学科の西山 享先生より、メールをいただいた。
[1]硲文夫先生の本の「面心多様体」が参考になるかもしれません.
心の代数幾何学 硲文夫 著 東京電機大学出版局 2017.7
面心多様体に関して:じつはこの面心多様体は私の定義したフリーズ多様体(定義4.10, 第13章参照)とほぼ同じものです.
したがって,面心多様体の整数点がフリーズと関係しているはずです.
[2]私の本にも証明されているように,最後に1111...が現れるのは多角形の三角形分割に付隨した奇蹄列のみです.他にはありません.
この奇蹄列に別の方向からの意味がつくことはあると思います.
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私は気が付かなかったのであるが、面心n角形の条件は
x1=(P0+P2)/P1
x2=(P1+P3)/P2
・・・・・・
xn-1=(Pn-2+Pn)/Pn-1
xn-1=(Pn-1+P1)/P0
とある。
確かに、これは
f-1=0,f0=1,f1=1,f2=1,f3=1,f4=1,f5=0
a1=(f1+f-1)/f0=1
a2=(f2+f0)/f1=2
a3=(f3+f1)/f2=2
a4=(f4+f2)/f3=2
a5=(f5+f3)/f4=1
a6=12-1-2-2-2-1=4
とそっくりである。
Pは第1列、xは種数列に相当する
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