■エルランゲン・プログラムと変換群(その3)
等長変換=距離を保つ
相似変換=距離は保たないが、距離の比は保つ
円に関する反転=距離は保たないし、、距離の比も保たない。複比(比の比)を保つ。
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射影幾何学において、複比は重要である。
一本の直線から他の直線への変換が射影的であるとき、(距離も距離の比も保たないが)直線上の異なる四点の複比を保つ。
複比とは一直線上に4点A,P,Q,Bがあるとき,
(A,P,Q,B)=(AP/PB)/(AQ/QB)
で定義される量を指す用語であって,比の比だから複比というのです.
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与えられた4点A,B,P,Qに対して,AとBを交換、またはPとQを交換すると、複比は逆数に置き換わる
(BA,PQ)=(AB,QP)=(AB,PQ)^-1
A,B,P,Qを直線上の4点とし、(AB,PQ)=λとおく。このとき、点の可能な24個の置換は6個の複比の値
λ、1/λ、1-λ、1/(1-λ)、(λ-1)/λ、λ/(λ-1)
を引き起こす。
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