■エルランゲン・プログラムと変換群(その2)

等長変換=距離を保つ

相似変換=距離は保たないが、距離の比は保つ

円に関する反転=距離は保たないし、距離の比も保たない。複比(比の比)を保つ。

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射影幾何学において、複比は重要である。

一本の直線から他の直線への変換が射影的であるとき、(距離も距離の比も保たないが)直線上の異なる四点の複比を保つ。

 複比とは一直線上に4点A,P,Q,Bがあるとき,

  (A,P,Q,B)=(AP/PB)/(AQ/QB)

で定義される量を指す用語であって,比の比だから複比というのです.

複素数上の射影直線の射影はリーマン球面上の1次分数変換

z'=(az+b)/(cz+d)

に対応している。与えられた4点A,B,C,Dに対し、A,B,Cを0,1,∞に写す1次分数変換が常に存在し、Dの像λは元の4点の複比である。

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