■パウル・シャッツ環とヨハネス・シェンケ環(その57)

陽馬を用いた連続回転環(ヨハネス・シェンケ環)を構成することは可能だろうか?

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中川宏さんに試作してもらったところ、これまでの試作品の中では最もきれいな回転環となった。

一軸ではないため、もちろん冗長性はあるが、これまでペンタドロンにこだわりすぎていたかもしれない。

途中Kドロンができないかと思ったが、今回のつなぎ方ではKドロンはできないようであった。

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連結を変えるとKドロン(スフィンクス型)から連続回転を始めることも可能であった。

四角柱→Kドロン→Kドロン→四角柱

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陽馬は5面体なので、12個で60面ありますが、Kドロンの表面は26面です。赤いKドロンの表面9は青いKドロンの表面9に完全に入れ替わります。残りの8面は常に隠れています。

(中川宏)

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