■相貫体(その20)

 切頂八面体の求積は,八面体の頂点を6箇所一斉に切頂した後の図形と考えるのが最も簡単であろう.

 もとの正八面体は重四角錐になっているが,四角錐の高さをHとすると,切頂される四角錐の高さはH/3であるから,切頂八面体ともとの正八面体と体積比は

  2−6/27:2=8:9

になるというわけである.

元の正八面体は3倍体になっているので単位正八面体の27倍、単位正四面体の27・4倍

したがって、切頂八面体は27・4・8/9=96倍

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 ついでに立方八面体であれば,切頂される四角錐の高さはH/2であるから,立方八面体ともとの正八面体と体積比は

  2−6/8:2=5:8

になる.

元の正八面体は2倍体になっているので単位正八面体の8倍、単位正四面体の8・4倍

したがって、切頂八面体は8・4・5/8=20倍

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