■フィボナッチ・ゲーム(その38)
【6】フィボナッチ列
[nφ]=1,3,4,6,8,9,11,・・・に含まれる場合, {1}項を与える
[nφ^2]=2,5,7,10,13,15,18,・・・に含まれる場合,{0}項を与えるという生成則の従うと,
10110101・・・
という数列が生成される.見かけたところ何の規則性もないように思えるが,これはフィボナッチ列と呼ばれるもので,1次元非周期模様を与えてくれる.自己相似性はあっても周期性はない.また,出現頻度に関して{1}:{0}=τ:1に近づく.このことからも周期性がないことが理解される.もし周期性があるなら出現頻度は整数比になるからである.
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この数列を生成する別の方法もある.この数列は置換則(1→10,0→1)からも生成される自己生成数列である.フィボナッチ数列は前2項の数の和として定義されるが,フィボナッチ列は前2項の文字列の和として定義される.
1
1+0→10
10+1→101
101+10→10110
10110+101→10110101
10110101+10110→1011010110110
[1]数列の長さはフィボナッチ数.
[2]0/1の数もフィボナッチ数.
[3](スー・モース数列のように簡単ではないが)自己相似性をもつ.
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[nφ]あるいは[nφ^2]の小数部分を単位区間[0,1]上に配置した図
[2πn/φ]あるいは[2πn/φ^2]を円周上の配置した図は
最も均等に分布する数列を作ることを示している
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