■大円弧多面体(その53)
non-edege to edgeの多面体を作ってきたが、
切頂四面体から
小三角・大三角・大六角
の多面体はできないということですね?
切頂八面体の場合も
小三角・大四角・大六角
の多面体はできないということですね? (佐藤郁郎)
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切頂四面体は、三角形4、六角形4ですが、大円弧8面体(ねじれ四面体型)に相当すると思います。小三角形4,大三角形4ですが、大三角形は六頂点なので折れ曲がっていれば六角形になります。
同様に、切頂八面体は、四角形6、六角形8ですが、大円弧12面体(ねじれ立方体型)に相当します。小四角形6,大三角形8ですから。
大円弧多面体の大三角形1を小三角形4とみなすか、六角形1とみなすかによって、対応するアルキメデス立体を二通り選べる感じです。 (中川宏)
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切頂四面体の辺数は18,一つのピースに3つの連続する辺を含みますから、ピースは6本。6本のピースでできるダヴィンチ多面体は、ねじれ四面体型以外に見つかっていません。
同様に、切頂八面体の辺数は、36,ピースは12本。12本でできるダヴィンチ多面体は、ねじれ立方体型、ガウスの五芒星の六角形版、そして切頂立方体(小円弧)のようなもの、この3種類しか見つかっていません。
いずれも連続する3辺の折れ曲がりが大きいことが関係すると思っています。 (中川宏)
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大六角形を作る際には、6本のピースをすべて使います。そのとき各ピースには上向き1、下向き1の2か所の切り欠きが空いています。これらを埋めるピースは残っていません。
また、そのような面の組み合わせとしては、18本、小三角12,大四角6,大六角2,
がありますが、これは六角柱の頂点を切り取ったような形で、切頂八面体とみなせるものではありません。 (中川宏)
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