■大円弧多面体(その15)
球面五角形の辺の長さをαとする。
a=(tanα)^2とおくと、1+a=a^2, a=(1+√5)/2=φ
tanα=√τ
cosα=1/τ
これがどのようにして求められたものなのか考える。
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正五角形の1辺の長さをaとすると対角線の長さはaφです
正五角形の辺に対する中心角α度と対角線に対する中心角β
それらのなす角ωを求めたい。
sin(α/2)=a
sin(β/2)=aφ=φsin(α/2)
より,
β=2arcsin(φsin(α/2))=arccos{1-2(φsin(α/2))^2}
二等辺三角形について
cosβ=(cosα)^2+sin(α)^2cosω
ここで、
ω=π-α
cosβ=(cosα)^2-sin(α)^2cosα
1-φ^2(1-cosα)=(cosα)^2-(1−(cosα)^2)cosα=(cosα)^2-cosα+(cosα)^3
(cosα)に関する3次方程式となったが、n=5の場合は
cosα=1/τを代入すると
左辺=1-τ^2(1-1/τ)=1-τ^2+τ=0
右辺=1/τ^2-1/τ+1/τ^3=−φ+2-φ+1+ 2φ−3=0
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【1】ガウスの五芒星公式
(1)3+5a=a^5
φ^-4=−3φ+5、 √5φ^-4=7φ−11
φ^-3=2φ−3、 √5φ^-3=-4φ+7
φ^-2=−φ+2、 √5φ^-2=3φ−4
φ^-1=φ−1、 √5φ^-1=−φ+3
φ^0=1、 √5φ^0=2φ−1
φ^1=φ、 √5φ^1=φ+2
φ^2=φ+1、 √5φ^2=3φ+1
φ^3=2φ+1、 √5φ^3=4φ+3
φ^4=3φ+2、 √5φ^4=7φ+4
φ^5=5φ+3、 √5φ^5=11φ+7
φ^6=8φ+5、 √5φ^6=18φ+11
右辺mφ+nの係数m,nはフィボナッチ数列をなす.
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