■ほぼ正三角形のヘロン三角形(その10)

  gn+1=(gn)^2−2,g0=4

は,メルセンス数の素数性判定のために用いられる数列である.

14=4^2−2,g1=14

194=14^2−2,g2=194

37634=194^2−2,g3=37634

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【1】リュカ・レーマーの判定法

 pを奇素数とする.メルセンヌ数Mp=2^p−1が素数であるのは

  gp-2=0  (mod Mp)

のとき,かつ,このときに限る.

 この判定法を証明するのは厄介であるが,使うことと実装することは易しく,1978年に二人の高校生がM21701は素数であることを示したことは有名である.

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