■大円弧14面体(その4)
大円弧8面体[3,3_]
大円弧14面体[4,3_]
大円弧32面体[5,3_]
これまでこの3種が確認されました。[6,3_]は不可能なので、大円弧多面体はこれですべてではないかと予想できます。
[3_]は大三角の意味です。 (中川宏)
===================================
大円弧32面体はねじれ12面体をもとに設計されていると伺っていたので、あれと思ったのであるが
ねじれ12面体(f=92)→大円弧32面体[5,3_]
ねじれ立方体(f=38)→大円弧14面体[4,3_]
ねじれ4面体(正20面体f=20)→大円弧8面体[3,3_]
となって、全く合致しない。
5角形・4角形・三角形の大きさを連続的に変えることによって
正20面体→大円弧32面体[5,3_]→12・20面体(f=32)
正八面体→大円弧14面体[4,3_]→立方八面体(f=14)
正四面体→大円弧8面体[3,3_]→正八面体(f=8)
となると考えたほうがよい。その過程でねじれを生ずる
不思議おもしろ幾何学事典p79,図160の立体版といってもよいだろう
===================================
円弧の数をNとすると、
V=2N
F=N+2
E=3Nに関連して、もとの三角形多面体をv-e+f=2とすると
v=1がv=n,e=n,f=1の多角形に変わる(n=3,4,5)。それがv個あるわけであるから,その増減は
v→(n-1)v
e→nv
f→v
v→v+(n-1)v=nv=V
e→e+nv=E=e+V
f→f+v=F
V-E+F=--e+f+v=2が成り立つ
===================================