■分割数の合同式(その8)
【2】制限のある分割
ある整数nを3以下の自然数に分解することを考えます.1をk1個,2をk2個,3をk3個,一般に,正の整数nに対して,
n=k1+2k2+3k3 (k1≧0,k2≧0,k3≧0)
となる解(k1,k2,k3)の個数をanとします.n=5の場合,
1+1+1+1+1 → (5,0,0)
1+1+1+2 → (3,1,0)
1+1+3 → (2,0,1)
1+2+2 → (1,2,0)
2+3 → (0,1,1)
ですから,a5=5となります.
n=50の場合,
50=k1+2k2+3k3≧3k3→ 0≦k3≦50/3<17
k3は0から16までの整数ですから,これによって場合分けすると
(k3,k1+2k2)=(16,2)→k2=0,1(2通り)
(k3,k1+2k2)=(15,5)→k2=0,1,2(3通り)
(k3,k1+2k2)=(14,8)→k2=0,1,2,3,4(5通り)
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(k3,k1+2k2)=(2,44)→k2=0,1,2,・・・,22(23通り)
(k3,k1+2k2)=(1,47)→k2=0,1,2,・・・,23(24通り)
(k3,k1+2k2)=(1,50)→k2=0,1,2,・・・,25(26通り)
k3が偶数のときと奇数のときで場合分けした方が良さそうであるが,総計234通りになる.
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