■五次方程式が根の公式を使って解けないこと(その54)

 ラマヌジャンとガロアは数学の歴史を大きく揺るがし、学問を前進させた異端の天才として知られている。

 ラマヌジャンの友達は数であった.彼はただただ数の世界が面白くて、数と独自に遊んでいた。しかし、ラマヌジャン自身の才能,熱烈な好奇心,集中力によりラマヌジャンは数の達人になり得たのである。

 彼は生涯で何と3000以上の公式を導き出したといわれている。たとえば、2次のオイラー積をもつゼータ関数の発見などは数論の世界を大きく揺るがし、前進させるものであった。

 中には長い間、数学者たちを悩ませた大予想もあったのだが、その予想を解く過程で奥に眠る深遠な理論が打ち立てられた。彼の予想がなければ数論の発展は数百年遅れていたともいわれている。

 なぜ彼はそんな公式を思いつけたのだろうか?

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ところで、グラフ理論学会JCDCGから演題募集のメールが届いた。

新型ロータリーエンジンの設計の話はJCDCGにそぐわないだろうし、かといって、高次元幾何の話をしても誰もわからないだろう…その意味では孤立無援の存在になっている。

私はまったく数学の専門教育を受けていないので、自分の数学世界を作るしかないのだが、

ほとんどの参加者は自分が受けた数学教育の範囲外のことは理解できない状態になっているのだと思う。

せっかくの機会ですから、何か演題を出したいとは思っているのですが

ハーディのように何か得体のしれない不可思議なラマヌジャンの公式を思わす調べてみて、サポートしてくれる先生がほしいものである…佐藤郁郎

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