■正多角形の作図法則(その3)
1・2・3・4・5=5!=120
それでは
3・5・17・257=?
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フェルマー数は簡単な漸化式Fn =(Fn-1 −1)^2+1を満たしています.この式から
Fn −2=Fn-1 (Fn-1 −2)=・・・=F0 F1 ・・・Fn-1
言い換えれば,Fn −2はそれより小さいすべてのフェルマー数で割り切れることがわかります.
3・5・17・257
=F0 F1 F2F3=F4−2=65535
=F3(F3−2)=(F3−1)^2−1
もし,F4=65537を知っていれば,即座に65535と答えられるというわけです.
3・5・17・257・65537
=F0 F1 F2F3F4=F5−2=4294967295
=F4(F4−2)=(F4−1)^2−1
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この数は知られている5つのフェルマー素数の積。
正奇数角形が定規とコンパスで作図可能であるための必要十分条件はこの数の約数になっていることである
最大の正奇数角形は4294967295角形
正多角形が定規とコンパスで作図可能であるための必要十分条件はこの数の約数と2のベキとの積になっていることである
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