■ビュフォンの針の問題(その20)

 [参]加藤和也・黒川信重・斉藤毅「数論T,Fermatの夢と類体論」岩波書店

によると

  Σ(-∞,∞)1/(1+n^2)=π/tanh(π)

  Σ(-∞,∞)1/(1+n^2)^2=π/2(exp(4π)+4πexp(2π)−1)/(exp(2π)−1)^2

の2つの公式は,

  Σ(1,∞)1/n^2=π^2/6=ζ(2)

のようにゼータ関数の値を直接表すものではありませんが,

  Σ(1,∞)1/n^2=π^2/6=ζ(2)

と同様の世界に属していて,ζの香りが漂っているように思われるとコメントされています.

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