■トリチェリのラッパのパラドックス(その3)

【3】表面積無限・体積有限

 関数

  y=exp(−x)  :x>0

  y=exp(+x)  :x<0

を考える.この曲線の長さLは明らかに無限大である.

 この関数は積分することができ,

  S1=π∫(0,∞)ydx=1

  S2=π∫(-∞,0)ydx=1

S=S1+S2=2

 回転体を考えても同様であり,無限大の表面を有限量のペンキで塗ることができるのである.

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