■142857(その73)

142857を2等分して足し合わせると9が並びます。

 142+857=999

3等分して足し合わせても9が並びます。

 14+28+57=99

6等分して足し合わせると

 1+4+2+8+5+7=27

9にはなりませんが、2+7=9に関係していることがわかります。

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循環節142857を巡回させた数を2等分して足し合わせても9が並びます。

 285+714=999

 428+571=999

 571+428=999

 714+285=999

 857+142=999

これは

1+8=9

4+5=9

2+7=9

において繰上りが起こらないからです。

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1/7の循環節でも

05882352+94117647=99999999

しかし、この現象はダイヤル数特有のものではなく、1/11の循環節09については

0+9=9

1/13の循環節076923については

076+923=999

と1/pの循環節の長さp-1が偶数であればよいことになります。

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循環節142857を巡回させた数を3等分して足し合わせると9が並ぶとはかぎりません。

 28+57+14=99

 42+85+71=198

 57+14+28=99

 71+42+85=198

 85+71+42=198

しかし、和は99か198=99×2になります。

ここでは繰上りがおこっているからです。

1/pの循環節が3等分できれば3等分の和には9が並ぶ

1/7→ 28+57+14=99

1/13→ 07+69+23=99

1/19→ 052631+578947+368421=999999

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1/13の循環節076923に対して、数値実験してみましょう

[1]

076923・1=076923

076923・3=230769

076923・4=307692

076923・9=692307

076923・10=769230

076923・12=923076・・・076923を巡回させた数になっています。

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一方、2/13の循環節153846に対して、数値実験してみましょう

[2]

076923・2=153846

076923・5=384615

076923・6=461538

076923・7=538461

076923・8=615384

076923・11=846153・・・1538463を巡回させた数になっています。

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076923・2=153846→[2]

153846・2=307692→[1]

307692・2=615384→[2]

615384・2-999999=230769→[1]

230769・2=461538→[2]

461578・2=923076→[1] ・・・→[2]→[1]→[2]を巡回します。

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これは2・10^n/13の余りが2に等しくなるような最小の自然数nと

2・10^n/13の余りが2に等しくなるような最小の自然数nは等しくなる。

すなわち、1/13の循環節の長さと2/13の循環節の長さがともに6となることを意味していて、

一般に、

pを2でも5でもない素数、aをp未満の自然数とするとき、

a/pの循環節の長さは10^n-1を割り切る最小の自然数になる。循環節の長さはaに寄らず一定である。

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