■ピックの公式と三角形分割(その2)

 凸n角形を対角線によって三角形分割するとき、対角線をn-3本使う。四角形の対角線は2本あり、そのどちらかであるから、三角形分割は2通り。

五角形ではいずれかの頂点から2本の対角線を引くことになるから三角形分割は5通り。

六角形では全部で14通りある。

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【1】三角形分割数

 (n+2)角形を三角形分割する方法の数はカタラン数cn,したがって,n角形を三角形分割する方法の数はカタラン数

  cn-2=(2n−4,n−2)/(n−1)

になる.その母関数は

  c(z)={1−(1−4z)^1/2}/2z=Σ(2n,n)z^n/(n+1)

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