■ピックの公式の一般化(その7)

【3】リーブの公式(その2)

 半整数格子L2を導入した場合は

  12V(ω)=2{L2(ω)−2L1(ω)}−{L2(∂ω)−2L1(∂ω)}

であるが,リーブはn分整数格子Ln(n=2,3,5,7,・・・)を導入するとき

  2(n−1)n(n+1)V(ω)=2{Ln(ω)−nL1(ω)}−{Ln(∂ω)−nL1(∂ω)}

  Ln(∂ω)−n^2L1(∂ω)=2(1−n^2)

となることも示している.

 また,リーブはより高次元に拡張した式も予想している.4次元の場合は半整数格子L2に加え,3分整数格子L3を導入して

  72V(ω)=2{3L(ω)−3L2(ω)+L3(ω)+χ(ω)}−{3L(∂ω)−3L2(∂ω)+L3(∂ω)+χ(∂ω)}

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