■直観幾何学研究会2022(その4)

一般には、平面上の任意の位置にある5点が唯一の円錐曲線を決定します。

阿賀岡芳夫先生(広島大学)の設定された問題は

[1]5点が与えられると円錐曲線(楕円や双曲線が作図できる)

[2]4点が与えられると2つの放物線を作図できる

それでは[1],[2]の変わり目は?

ということで、4点を固定しておいて、5点目を動かすという円錐曲線の作図法などを案出しながら4点配置の幾何学を展開された。

このとき、楕円の中心(双曲線の中心)を考えると、その軌跡は双曲線になる。

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阿賀岡芳夫先生が数セミ・エレガントな解答を求むに出された問題は以下のようなものである。

[Q]特別な四角形が所与のとき、楕円の中心(双曲線の中心)固定される。特別な四角形とは?

まもなく解答が載るようであるが、正解は少なかったとのことであった。

[A]平行四辺形

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[Q]特別な四角形が所与のとき、楕円の軸(双曲線の軸)固定される。特別な四角形とは?

[A]4点が同一円周上にあるとき

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