■直観微分幾何への招待(その1)

レシプロエンジンではピストンをシリンダーにまっすぐ押し込むことが工学上の課題となったのであるが、

これを解決したのがジェームズ・ワットの蒸気機関(1784)であった、

これ自体は平行四辺形を用いて、近似的に直線往復運動する機構であったが、真正直線往復運動機構はその80年後にポースリエによって発明された(1864)

一方、ヴァンケルエンジンは1957年に発明された。これはペリトロコイド曲線と4点接触する回転機構で、それによって、吸気・圧縮・爆発・排気を行うメカニズムである。

ヴァンケルエンジンでは気密性の確保が工学上の問題となった。気密性が悪いと十分圧縮されないまま燃焼し、燃焼が不完全な状態で排気されるからである。

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ヴァンケルエンジンのライセンスを買ったのは世界で200社もあったといわれる、しかし、それを商品化できたのはMAZDA1社だけであった。

その意味では日本の工業力を示しているといえる

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ロータリーエンジンREはMAZDA一社が孤高の開発企業として商品化を行ってきた

現在、ロータリーエンジンは燃焼効率の悪さからCO2の排出量が多く、残念ながらMAZDAでも開発の主流ではなくなっている

ロータリーエンジンは構造がゆえの問題も多々あり、ロータリーエンジンを基礎から見直したい

そこに見えてくるのは日本の数学力の劣化といえるかもしれない

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