■いわゆるペル方程式(その28)
【4】周期1の整数
以上のことから,最も素朴な循環連分数は
√m=[q0;2q0,2q0,2q0,・・・]
で表されるものと考えられます.
このとき,
P=2q0^2+1,Q=2q0
より,mは
(2q0^2+1)^2−m・4q0^2=±1
を満たす整数となるのですが,結局,このようなmは
m=q0^2+1=2,5,10,・・・
となることが導き出されます.
√2=[1;2,2,2,・・・]
√5=[2;4,4,4,・・・]
√10=[3;6,6,6,・・・]
√101=[10;20,20,20,・・・]
しかし,他の整数の平方根はかなり長い周期を持つが,長周期を予言する公式はないようである.
√61=[7;1,4,3,1,2,2,1,3,4,1,14,・・・,・・・]
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